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『ファイアーエムブレム 風花雪月』について語りたい【4】兵種・騎士団

皆さんは『ファイアーエムブレム 風花雪月』をプレイしたことがありますか? 私の推しゲーであり、「ファイアーエムブレム」シリーズ中の名作である本作の魅力について、今回は生徒たちがなれる兵種と配備できる騎士団のことを中心に、さらに語っていきたいと思います。

 

迷うほど多様な兵種

『ファイアーエムブレム 風花雪月』は前半の舞台である士官学校では生徒たちの模擬戦が行われたり盗賊退治などの課題を出されますし、後半では敵国を打ち倒す戦いを繰り広げることになる戦闘の要素がとても強いゲームです。

共に戦う仲間としての教え子たちはとても頼もしくって、戦っていけば自ずと能力も上がっていくわけですが、その能力を的確に伸ばし、より適性にあった兵種になれるように鍛えてあげられるかどうかはプレイヤーの腕次第となります。

とはいえ、最初は何がなんだか分からないですよね。私が最初にプレイをした時は、どの子を何の兵種にさせようかということまで頭が回っておらず、デフォルトの状態で持っている武器がきっと得意なんだろうということで、生徒たちの得意な武器を伸ばすだけの指導をしていました。しかも、何の考えもなしに兵種を変えたら魔法を使わせたい子だったのに使えなくなっちゃったり、馬に乗せたかったのに技能が足りず叶わなかったり、そんな失敗も。

でも、プレイしているうちに見えてくるんですよ。この生徒がこの兵種になったらいいんじゃないかという未来図が!

出撃ユニットに選ぶ生徒たちって、お気に入りの子たちですよね。言わば選抜メンバーなわけで、思い入れのある生徒たちを強くさせたい、カッコいい兵種にさせてあげたいという親心的な心情に誰しもなると思うんですよ。お気に入りの生徒と最後まで共に戦い続けていくためにも、より強い兵種への変更は必須なんです。また兵種によってコスチュームも違うので、似合うコスチューム見つけるのも楽しいですよ。

 

どんな兵種があるの?

『ファイアーエムブレム 風花雪月』には、とてもたくさんの兵種があります。デフォルトの状態での兵種は、平民or貴族。それって身分であって兵種じゃないよな? と思いつつも、普通に戦えるので小さなことは気にしないということで。この状態からレベルや武器の技能が上がることによって、その生徒がなることが可能な兵種が増えていきます。

初級の兵種

平民 or 貴族の主人公および生徒の皆さんがレベル5以上になると、初級の兵種へと変更することができるようになります。初級の兵種は「剣士」「兵士」「戦士」「修道士」とオーソドックスな4種。級が上がるにつれて、ここから兵種が枝分かれしていくことになります。

 

中級の兵種

中級の兵種にはレベル10でなれます。兵種は次の通り。それぞれに特化した兵種が出てきます。

【剣系】「傭兵」もしくは「盗賊」に。「盗賊」は盗みのスキルが付き、扉・宝箱開け要員にできます。

【斧系】「ブリガンド」重装も鍛えていれば「アーマーナイト」にも。

【弓系】「アーチャー」は弓に特化していく足掛かりになる兵種です。

【格闘系】「拳闘士」素手でも戦えるのがすごい。貴族っぽくない気もしますが、力の強さは身分を超えますしね。

【魔法系】理学が得意なら「メイジ」・「ダークメイジ」(男子限定)。信仰が得意なら「プリースト」

 

また、ここから馬に乗れたりペガサスに乗れる兵種が出てきます。

【騎馬系】「ソシアルナイト」騎馬系兵種に特化する入り口みたいな兵種です。

【飛行系】「ペガサスナイト」攻撃の絵面がカッコイイです。

 

騎馬や飛行は移動距離も長く、また攻撃の後に再移動できるという特徴がありますので、使い勝手がとても良い!

みんな揃って歩兵だと分かれて進撃することがあまりできないのですが、馬やペガサスの兵種の子がいると、その子だけ遠くの宝箱を開けに行ったり村人を助けたりといった別行動もできるようになり、進撃パターンに変化が出ます。

でも中級で馬やペガサスに乗れるようにするためにはまず槍が得意じゃないといけないんですよね。なので「ソシアルナイト」や「ペガサスナイト」にさせたい子がいたら、槍を鍛えて馬術もしくは飛行をプラスで指導してあげることになるかと。でもペガサスは残念ながら女子しか乗れません。飛行したい男子生徒は上級まで待っててくださいね。

またこの辺りから、支援を高めたい相手と兵種の違いによって移動距離に差が出てくるということも発生し始めます。そうなると、近くにいさせるつもりが全然違う場所で戦うことになってしまったりするので、ペア成立を狙っているユニットがある場合は要注意ですね。

 

上級の兵種

レベル20では上級の兵種にチェンジできるようになります。

【剣系】剣を極めるなら「ソードマスター」に。コスチュームがなぜかちょっと着物っぽい和のテイストで、似合う人と似合わない人がいる感じがします。

【斧系】斧を極めるなら「ウォーリアー」に。剣も得意な男子は「勇者」に。重装も鍛えていれば「フォートレス」に。

【弓系】弓を極めるなら「スナイパー」に。個人的にコスチュームが好みです。剣も鍛えて「アサシン」にすると鍵がなくても扉や宝箱を開け流ことができるようになります。

【格闘系】男子限定ですが「グラップラー」に。肌色多いです。やたら野性味たっぷりです。

【魔法系】理学を鍛えて「ウォーロック」・「ダークビショップ」(男子限定)。信仰を鍛えて「ビショップ」

【騎馬系】槍のスキルが必須条件にはなりますが、「パラディン」は実戦では斧でも剣でも弓でも攻撃できます。

【飛行系】お待たせしました‼︎ 「ドラゴンナイト」斧が得意なら、ドラゴンに乗って空飛んじゃいなよ‼︎ って感じです。カッコいい‼︎

 

いや〜、ドラゴン出てきましたね〜。私、ホント大好きですよ、ドラゴン。同じく飛行系のペガサスに乗る兵種は上級には無いので、最上級になれるまでちょっと我慢が必要です。

 

最上級の兵種

最上級の兵種にはレベル30でチェンジできるようになります。

【剣系】剣を極めて理学も鍛えたら、「エピタフ」にチェンジできます。やっぱりなぜか和のテイストたっぷりで、攻撃の後に印を結んだりしてます。ニンジャも混じってる感じでしょうか。コスチュームが自分的にツボ。

【斧系・格闘系】名称からしてヤバイ感じの「ウォーマスター」(男子限定)。肌の露出が多く、溢れ出す野獣感。

【魔法系】女子限定の兵種「グレモリィ」。強いんだこれが。

【騎馬系】槍のレベルが前提条件にあります。弓も得意なら「ボウナイト」。斧と重装も鍛えていれば「グレートナイト」。ゴツいしデカいし、馬に乗るとカッコいい要素だらけです。理学や信仰を鍛えて「ダークナイト」や「ホーリーナイト」になるのも。

【飛行系】斧が得意なら「ドラゴンマスター」に。槍の得意な女子は「ファルコンナイト」になれます。バンバン空飛びましょう‼︎

 

上級までくると、騎馬系が充実して弓もアーマーも魔法使いさんも、みんな馬に乗れるようになりますね。ヒット&アウェイの便利機能でビシバシ攻撃できちゃいます。

 

個人専用の兵種

また、特定の人物専用の兵種というものもあります。

【主人公専用】

「ニルヴァーナ」
主人公しかなれませんしね、コスチューム派手でいいんですよ。ネバーマインドです。

級長さん専用の中級兵種「ロード」(必ずしも経由しなければならないわけではありません)は「身分が高いぜ‼︎」って感じでとても素敵なコスチュームです。大好き。この後級長さんたちは各個人専用の兵種に特化し進化をしていきます。

【エーデルガルト専用兵種】

「アーマーロード」→「カイゼリン」
この「カイゼリン」とは女帝、つまりエーデルガルト本人のことです。もうこれ以外には考えられない名称ですね。

【ディミトリ専用兵種】

「ハイロード」→「マスターロード」
ロード(load)とは君主という意味。ディミトリは正真正銘の王子様ですからね。君主 of 君主ってことでブレませんね。首回りのモフモフがポイント高いです。

【クロード専用兵種】

「ドラゴンロード」→「バルバロッサ」
クロードが髭を生やすようになるからでしょうか、「バルバロッサ」とは赤ひげのことらしです。語感が強そうだしドラゴンに乗るし派手だし、カッコいいです。

級長さんたち専用の兵種は、階級が上がると貫禄が増していい感じになっていくんですよね。これらの個人専用の兵種は、シナリオのクリアで自動的にチェンジします。でも個人専用とはいえ固定のものではないので、別の兵種に変更もできます。

 

特級の兵種

「煤闇の章」をプレイしていないとなることができない特級の兵種もあります。

【剣系】剣と信仰も鍛えて「トリックスター」に。

【格闘系】闘う修道士・修道女「バトルモンク」・「バトルシスター」。女子ではなかなかなれなかった素手で戦う格闘系兵種がこちらです。バトルシスターのコスチュームがかわいくて、ベレスになってもらいました。

【騎馬系】魔法使いの生徒を馬に乗せたいならこれ‼︎「ヴァルキュリア」

【飛行系】魔法使いの生徒を空飛ばせたいならこちら‼︎

「ダークペガサス」「ヴァルキュリア」と「ダークペガサス」は、なんと槍を鍛えなくても兵種変更可能なので、魔法系の守備弱い子たちでもこれで再移動できる兵種になれます‼︎ なんて親切設計!

 

どう兵種を変えていくか

兵種を変更するためには、士官学校という設定らしく、パスを消費して兵種変更のためのテストを受け、それに合格するという手続きが必要となります。生徒が合格できるかどうか、合格率が表示される親切さです。「そんなの形だけで、試験受けたらどうせみんな合格させてくれるんじゃないの?」と舐めた事を考えて60%台で試験を受けさせたところ、あっさり不合格になり、その生徒を落ち込ませてしまいました。

試験を受けるためにに必要なパスも無駄になってしまいますし、無謀なチャレンジはしないほうが良さそうです。

その丙種のコスチュームも見られます

合格率のほか、その兵種のコスチューム、必要な技能のレベルも提示されます

無事合格できました!

合格するとお祝いしてもらえます。やったー!

一部の特殊な兵種を除けば、どの兵種になるかなれるかは鍛え方次第なので、いわば可能性は無限大です。該当条件に当てはまるほどに兵種の選択肢は増えていくことになります。個別指導の時に、希望する兵種に求められるレベルに到達できるように狙って鍛えてあげましょう。

私は弓や魔法系の兵種が好きなんですが、打たれ弱い子が多くなってやられてしまうんですよね。だったら前線に立てる子に魔法を使わせるようにする、もしくは攻撃の後に再移動して逃げるようにすればいいんじゃないの? ということで、生徒たちの中で弓が強い子は「ボウナイト」に、ペガサスに乗ってるなら「ダークペガサス」、黒魔法が強い子は「ヴァルキュリア」に、防御力の元々高い子に魔法を仕込んで前線で武器と魔法で戦える戦える「ダークナイト」「ホーリーナイト」「エピタフ」「バトルシスター」にと兵種変更させ、遠隔攻撃ありきな兵種ばかりで固めて戦っていくことが多いです。

このように遠隔攻撃系ばかりにもできますし、騎馬部隊やペガサス・ドラゴン部隊で固めるということもできます。それだけでなく、剣と魔法の世界をあえて拳で戦い抜くということだって可能です。

教師である主人公が直接指導していくわけですから、どんな兵種にしようか、どんな部隊にしようかと、生徒たちを強く鍛え育てる実感が持てます。これがなんともうれしいんですよね。目指す兵種に無事に合格できると、強くなった生徒を出撃させるのが楽しくなります。

その他、舞踏大会で優勝した者だけがなれる「踊り子」、ある人物のみがなれる「死神騎士」なんて兵種もあります。その詳細はゲームをプレイしてのお楽しみということで。

 

騎士団も配備できるんです

この『ファイアーエムブレム 風花雪月』では、マップを見ると出撃ユニットとして選んだ生徒たちだけが表示されますが、生徒たち一人ひとりにそれぞれ騎士団を配備して出撃させることができます

さまざまな騎士団

騎士団にもレベルがあるんです

生徒たちの指揮することになる騎士団の種類はたくさんあって、セイロス騎士団の人たちの部隊もあれば、ごろつきどもだったり海賊や山賊の部隊、侍従や侍女たちで構成された部隊なんてものも。歩兵の部隊、騎馬や天馬、飛竜に乗った部隊とあり、兵種によっては配備できない部隊も出てきます。

またそれぞれの国の若者たちの部隊もあったりするのを見ると、戦争ってごく普通に暮らしていた人をも巻き込むものなんだよなぁとしんみりしてきてしまいます。

騎士団を配備すると、出撃ユニットとして生徒10人だけを選んで出陣していたとしても、彼らの指揮する部隊の人間も共に戦場に出ていることになります。なので、ユニットが戦いでダメージを受けていると、騎士団の戦力が削がれていきます。お金を払えば戦力は補充もできるんですが、これって……人員ってことですよね。なんか妙な部分がリアル。

生徒に騎士団を配備する利点として、戦いの中で「計略」を使った攻撃ができるようになります。その攻撃内容は騎士団によって様々。一斉攻撃で体当たりしたり、爆弾を積んだ荷車を敵にぶち込んだり。中には近くの味方を一斉に回復させてくれるという「計略」もあります。

私の場合は、やっぱりここでも弓や魔法でガーッと攻撃してくれる騎士団たちばかりを選んでいました。だって計略で攻撃してる時の画面が派手なんですもん。敵をやっつけてる感がたっぷり味わえます。「計略」での攻撃は反撃を受けないので、なかなか倒せない強い敵を相手にするときには非常に重宝します。バンバン使っちゃいましょう。

さらにより強力な騎士団を配備できるようにするには、生徒たちの指揮レベルを上げていくことになります。武器だけでなく部隊を率いる能力も鍛えていくわけですね。いわゆる士官とは階級で言うと少尉以上にあたります。つまり指揮官ということですよね。士官学校は未来の軍将を育て鍛える場所なのですから当たり前ではありますが、ここの生徒たちは一兵卒として戦うのではなく、指揮官として戦場に出るエリートさんたちなんだなぁと改めて感じられます。

 

ということで兵種と騎士団について語ってきましたが、これでもまだ全然『ファイアーエムブレム 風花雪月』の魅力を語り尽くせてはいません。次回は黒鷲の学級の生徒たちのことを中心に、引き続きこのゲームの魅力を語っていきたいと思います。ネタバレが含まれていきますので、ご注意ください。

isanamaru.hatenablog.com