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『勇気爆発バーンブレイバーン』について語りたい①

皆さんは『勇気爆発バーンブレイバーン』(以下『ブレイバーン』)をご存じですか? 大張正己監督のオリジナルロボットアニメで、2024年1月よりTBSなどで放映されていました。

この『ブレイバーン』、かなりクセが強い作品なので、客観的に見て人を選ぶ作品だと思うんです。が、そのクセの強さがたまらないのも事実。語りたくって仕方ないんですよ。我慢できません。

ということで、今回は『ブレイバーン』について、できるだけネタバレにならない範囲で語っていきたいと思います。

 

『ブレイバーン』との出会い

『ブレイバーン』との出会いは偶然でした。なんとなくテレビを見ていてチャンネルを変えずにいたら、けっこう夜遅い時間だというのに週末の夕方にやりそうなカロリー高めなテンションの主題歌が流れ始め、こんな時間にいかにもという感じのロボットアニメをやってるなーなんて驚いたんですよね。

で、そのまま流した状態で寝る準備を進めていたんですが、気づいたら巨大ロボットが男性を押し倒して今にもキスをしようとしている場面になっていたんです。理解が追いつかず、また家族も一緒にいたためその時はスルーしましたが、どう考えてもそんなシーン見てしまったら気になるじゃないですか。観ないで終わってしまうのはダメな気がして、アマプラで第1話を見てみたんです。すごくリアルでシリアスな雰囲気で戦闘場面が続き、なんか思ってたのと違うかもと思いもしました。でもブレイバーンがイサミの前に現れた瞬間に、景色が変わったんです。

 

まずは公式のPVを

『ブレイバーン』がどんな作品であるのかを知るには、まず公式の映像でしょう! ということで、ティザーPVから。

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とってもカッコ良い感じです。ロボットのデザインもカラーリングもちょっと無骨な感じ。それとは対照的に、「勇気爆発」という言葉のキャッチーさとロゴデザインの一昔前っぽい懐かしめテイストとのギャップが面白いですよね。実に興味をそそられるPVです。

では次に、第一弾PV。

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アメリカ海兵隊のルイス・スミス少尉のナレーションによる映像となっており、彼がヒーローに強い憧れを抱き、ティタノストライド(以下「TS」)と呼ばれる人型装甲兵器のパイロットとなっていることや、日本の自衛隊所属の同じくTSパイロットであるイサミ・アオ三等陸尉の存在が明らかになっています。戦闘場面がシリアスですし、キャラクターデザインも大人っぽく、クールな感じ。

「俺たちの出会いは運命だった」という言葉から、ルイスとイサミが時に反発しながらも力を合わせて敵に立ち向かっていく的な物語なんだろうなーと想像できますね。

そして続いて、放送開始後に公開された第二弾PVを見てみましょう。

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突然イサミとスミスたちの前に現れた宇宙からの敵による襲撃。多数のTSで迎撃するも、敵の強大な破壊力の前には歯が立たず、無惨にも爆破されていきます。このままなす術なく敵にやられてしまうのか? となったその時、イサミの前に「それも、突然現れた」んです。何がってブレイバーンですよ。

主張強めの筆文字で表示される「ブレイバーン CV:鈴村健一」の文字。なぜかブレイバーン自らがパイロットにイサミを指名。ホーンセクションが華々しい主題歌のタイトルは『ババーンと推参! バーンブレイバーン』。歌うのはパイロットのイサミかと思いきや、なんとブレイバーン本人! 本当にこれは令和のアニメソングなのかと耳を疑いたくなるほどのコテコテなメロディと熱血な歌詞。しかも鈴村健一さんの歌が上手すぎる! 是非ともフル尺で聴いてほしいです。料理しながら聴いてるとかなりご機嫌に野菜が刻めるし、掃除しながら聴けばめちゃくちゃ捗ります。

ババーンと推参!バーンブレイバーン

ババーンと推参!バーンブレイバーン

  • ブレイバーン(CV:鈴村健一)
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

また、ブレイバーンは「チェーンジ!ブレイサンダー!」の掛け声でジェット機のような形態(でも空は飛べない)に変形! 昭和レトロな巨大ロボットアニメの香ばしい匂いがプンプンです! さらにブレイバーンは絶妙なネーミングの必殺技名「勇気一刀流奥義・ブレイブ斬」をともに叫ぶようイサミに強要(しておきながら叫ぶタイミングは合わせてはくれない)。「いいから叫べ!魂の雄叫びを!」という言葉には、思わず笑っちゃいました。これでもかと自己主張しまくる巨大ロボという新機軸!

しかもこのブレイバーン、「イサミのために戦う」って明言してますよね。宇宙から敵が来ているんだから、普通なら「地球を守るため」とか「人類を救うため」とかもっとスケールが大きなことを言うものなんじゃないかと思うんですが、ブレイバーンはイサミの名前を叫びまくりです。

最初のティザーPVに抱いた印象とはなんだか違いましたよね。と言うより、別の作品になってきた感さえあります。絶対今まで見たことがないロボットアニメに出会えると確信できるこのPV! ワクワクしますよね。

 

リンクからも分かるように『ブレイバーン』12話のタイトルはブレイバーンのセリフとなっています。そのうち5話はイサミへの呼びかけになってるんですよ。

第1話「待たせたな、イサミ」
第2話「 イサミィーーッ!そろそろだよな、イサミィーーッ!!」
第4話 「イサミ、キミはまだ、人というものを分かっていないようだ」
第7話 「どうするイサミ!こんな時、イサミならどうするんだ!」
第9話 「イサミィ!俺たちで、世界を救うんだ!!」

ここまでタイトルで名前呼ばれる主人公って、あんまりいないんじゃないかと思います。

 

イサミとスミスと愉快な仲間たち

『ブレイバーン』の物語は、日本の自衛隊員であるイサミ・アオ三等陸尉(CV:鈴木崚汰さん)とアメリカ海兵隊のルイス・スミス少尉(CV:阿座上洋平さん)の2人を中心に進んでいきます。

あくまでも冷静沈着で、旧式TSでありながら優秀な働きを見せるイサミ。 同じTSパイロットとしてスミスは合同訓練で力量を認めたイサミと友好を深めようと勝負を持ちかけます。ですがイサミは全然ツレません。あくまでも素っ気ない態度で接します。しかし自衛隊とアメリカ軍との合同訓練が行われていたその時、宇宙から突然現れた敵による襲撃に遭ったイサミとスミスたちは否応なしに未知の敵相手の実戦に巻き込まれることになるんです。

そして、この対照的なイサミとスミスの2人の関係に大きく関わってくることになるのが、ルル(CV:会沢紗弥さん)ブレイバーン(CV:鈴村健一さん)です。

ルルはスミスが海岸で助けた白髪に赤い瞳の少女。最初のうちは「ガガピー」と発するだけで言葉によるコミュニケーションが取れなかったり、内臓が未熟で固形物が採れなかったりと、まさしく正体不明。そのためスミスの監視下に置かれることになります。

ルルはスミスにとても懐き、そんなルルをスミスも妹のように甲斐甲斐しく面倒を見てあげます。ルルはかなりの美少女ですが、彼女に対してスミスの中にやましい感情が一切無いというのが感じられるのがいいんですよ。 スミスは誰かの世話を焼いたり、サポートしてあげるのが好きな人なんだなってことが分かります。女性隊員たちもルルを気にかけてあげるため、スミスの周りに女性が集まって楽しげに見えてしまうせいで、余計にスミスはイサミから嫌われてしまうんですが…。

ブレイバーンは突然現れた敵の襲撃からイサミを守るように同じく突然現れた巨大ロボット(体長9m)。めちゃくちゃよく喋るし、表情も豊か。戦闘時には決めのポーズを取り、必殺技名をしっかり叫びます。しかもイサミが「なんだこの歌!」とブチギレている(←アドリブだったとのこと)ように、大音量で自身の歌う 『ババーンと推参! バーンブレイバーン』を流しているんです。自分で戦闘シーンを演出しているわけですね。

イサミはブレイバーンに対して警戒心を抱いていますが、ブレイバーンは全くそんなことは意に介しません。初登場した時点からなぜかイサミを以前からの知り合いのように親しげに名前を呼び、皆の戸惑いをものともせずイサミとの絆を恍惚とした表情で熱く語ります。未知の敵に唯一対抗しうるのがブレイバーンであるため、イサミは不本意ながらも搭乗して戦うこととなるんです。ちなみにスミスはブレイバーンから「生理的にムリ」と搭乗を拒否されてしまい、ブレイバーン支援部隊ブレイブナイツの隊長に任命されることになります。

イサミは本人にはそのつもりが無いのに執着されがち。一方スミスは、なぜか友好を深めたい相手から遠ざけられがち。そんなところも彼らは対照的ですね。

 

敵の名はデスドライヴズ

イサミやスミスたちが戦うことになる宇宙からの敵デスドライヴズについては、ブレイバーンにより情報が提供されます。 デスドライヴズは金属が生命を持ち数億年掛けての進化によって自我を持った機械生命体で、星々を襲撃し地球にやってきたというのです。 奴らの目的は「望み通りの死を遂げること」。自我を持っているとはいえ機械なので簡単には死ねないし、バックアップがあるのか復活してしまうんですよ。なかなか難儀です。襲撃の目的が「死ぬこと」にあるというのは、なかなか面白いですよね。

地球に来たデスドライヴズは次の通り。

いいお声で推して参る、武人らしく死にたい高慢のスペルビア(CV:杉田智和さん)
ハチャメチャな死を遂げたい強欲のクリピダス(CV:稲田徹さん)
ネッチョリとエロい、快楽に果てに死にたい淫蕩のクーヌス(CV:田中敦子さん)
眩く輝いて死にたい虚栄のヴァニタス(CV:緑川光さん)
悲しい死を遂げたい悲観のペシミズム(CV:茶風林さん)
何にもしないで死んでしまいたい怠惰のセグニティス(CV:小西克幸さん)
ブチギレてるはずなのに最後までお話をきてくれる、怒り狂って死にたい憤怒のイーラ(CV:津田健次郎さん)
満腹で死にたい貧食のポーパルチープム(CV:立木文彦さん)

みんな大好き「7つの大罪」になぞらえたのかと思いましたが人数が違い、1人多いですよね。どうやら「7つの大罪」の原型となった「8つの枢要罪」がモチーフということみたいです。

奴らデスドライヴズは敵であり倒されてしまうわけですが、 演じているのはやたらと豪華な声優陣。それだけで終わってしまうのではなく、それぞれの追悼動画が作られており、デスドライヴズは監督に愛されてるなーって感じがします。

 

驚愕はまださらに続く

地球を襲撃するデスドライヴズを撃退するためブレイバーンに乗り戦うことになったイサミ。謎の少女ルルの面倒を見ながらブレイブナイツの隊長としてイサミとブレイバーンをサポートすることとなるスミス。彼らはそれぞれに力を尽くして地球を襲撃するデスドライヴズたちに立ち向かっていきます。心に壁を作っていたイサミは、スミスともブレイバーンとも徐々に心を通わせるように。

そして物語が進むにつれて明らかになっていく、ルルとブレイバーンの真実。きっとその真実に触れたときには、第1話をもう一度見返さずにはいられなくなっているはずです。

ルルとブレイバーンの「真実」について語りたい! でもそれは絶対ネタバレなしでは語れない! ということで次回はネタバレ前提で『勇気爆発バーンブレイバーン』についてさらに語っていきたいと思います!

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