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『ファイアーエムブレム無双 風花雪月』について語りたい【5】王国軍の人々

皆さんは『ファイアーエムブレム無双 風花雪月』(以下『風花雪月 無双』)というゲームをプレイしたことはありますか? このゲームは無双ゲームであると同時に、『ファイアーエムブレム 風花雪月』(以下『風花雪月』本編)と同じく大聖堂に併設された士官学校で一度は学友として集った生徒たちが、それぞれの信念のもとに国の未来をかけて三つ巴でぶつかり合い「もう一つの物語」が展開されていくことになります。

士官学校に入ることとなったシェズが、青獅子の学級を選ぶと進むこととなるのが王国ルートである青燐の章。今回はシェズが共に戦うこととなるファーガス神聖王国の人々について、個人的な思い入れを織り混ぜつつ語りたいと思います。

ファーガス王ディミトリ

王となったディミトリの固い決意

 

 

王国軍の面々

青燐の章でシェズが共に戦うこととなる王国軍の人々。ファーガス神聖王国はフォドラの北方に位置している王に忠誠を誓う騎士の国です。固定キャラはシェズを除いて12人。

 

青獅子の学級

士官学校でシェズが一緒となる王国出身の青獅子の学級の生徒たち。王子であるディミトリを中心に、非常にまとまりのある学級です。

 

ディミトリ=アレクサンドル=ブレーダット

青獅子の学級の級長。ファーガス神聖王国の王子であり次期国王。『風花雪月』本編では伸びた髪に眼帯姿となりましたが、『風花雪月 無双』での2年後の姿は髪を結んでスッキリした印象。本作で闇堕ちする暇が無かったですからね。自分の持っているイメージよりも彼は甘い顔立ちではないんだよな〜と毎回顔のアップで思ってました。

戦いっぷりに狂気を感じる気がして、プレイするうち慣れはしましたが、でもちょっと怖かったですね。普段のディミトリが慎重で穏やかな印象なので、余計に二面性が際立ちます。理性で秘めた狂暴性を無理矢理抑え込んで辛そうな彼の様子に、これでこそディミトリだよな〜と妙に納得してました。

 

フェリクス=ユーゴ=フラルダリウス

自分はただ剣の腕さえ上げられれば他はどうでもいい、という個人主義の塊みたいな人でしたが、爵位を継承してからは、ディミトリのサポート役として、また彼の元首としての苦悩を理解する立場の人間として、かなり大きな役割を担うことに。フェリクスを見ていて、立場が人を変えていくんだと実感しました。

彼には剣一筋で、スパスパと敵を斬ってもらっていました。やっぱりフェリクスには剣以外考えられません。

 

シルヴァン=ジョゼ=ゴーティエ

女性嫌いの女たらしで、レア様から強制的に兄殺しを命じられ、主人公に対して羨望と憎悪を吐露するなど、『風花雪月』本編ではかなり強烈なフックを持っていたシルヴァン。その大人になりきれずもがいている感じが良かったんですが、本作では終始落ち着いていましたね。戦争が始まって士官学校も打ち切られ、拗らせてる場合じゃないということで、仕方なく早く大人になっちゃったんだなという感じがします。

それでも兄貴分として、ディミトリとフェリクスよりも一歩下がったところから常に支えてくれてました。

 

ドゥドゥー=モリナロ

常にディミトリを支える篤い忠義の人。フェリクスが爵位に就いてディミトリの実務での補佐役になりましたが、ドゥドゥーは精神的な面からのサポート役に。やはりディミトリと彼の間にある深い信頼関係は唯一無二ですよ。

軍に1人は格闘部員を置きたいので、彼には心優しき殴り屋になってもらっていました。

 

アッシュ=デュラン

アッシュは非常に素直で誠実。彼のこと嫌いな人なんているのでしょうか。彼の丸い後ろ頭を見て癒され、会話を聞いて癒され、遠乗りしてお茶して癒され、頑張って戦っている姿に癒され。アッシュがそこにいるだけで私の周りの空気が確実に浄化されていました。

ロナート卿の推挙でアッシュは王家の騎士となってディミトリに仕えています。夢が叶って良かったね。とはいえ立場的に厳しい選択と決断をして前に進まざるを得ないことが多い人でもあります。

 

メルセデス=フォン=マルトリッツ

その場の空気をとても優しくしてくれる存在のメルセデス。ということで、『風花雪月』本編では違和感は無かったのですが、無双という戦ってる姿が見られるアクションゲームとなると、敵がわんさか襲ってくる戦場でも彼女はおっとりと攻撃しまくり、なかなかシュールな感じだなと思ってました。

2年後の姿、めちゃくちゃ好みです。このくらいの髪の長さが似合うと思ってます。

 

アネット=ファンティーヌ=ドミニク

一生懸命さがとにかく可愛いアネット。最初こそ魔法勢としてせっせと育てていましたが、禍々しい見た目の打ち砕くものを「可愛い」と気に入って使う気満々な彼女を見て途中から兵種を変更しました。本作は兵種の変更が容易なので、こういう時に非常に助かります。

小さな体でピコピコハンマーのように打ち砕くものをぶん回して戦う姿がグッときます。

 

イングリット=ブランドル=ガラテア

ディミトリ、フェリクス、シルヴァンの幼馴染みの男子たちよりも騎士らしく、そして清廉なイングリット。自分の乗るペガサスを攻撃の後に労ってあげる仕草が優しくていいんですよ。ほっこりします。

死なせたくはないんですけど、彼女の死に際の断末魔の演技がすごいです。

 

ここまでが青獅子の学級の生徒たち。士官学校の期間が短いにも関わらず非常によくまとまっているのは、幼馴染みだったり元々友達だった生徒が多いためでしょう。

 

王国軍の人たち

青獅子の学級の生徒以外で説得なしで王国軍に加入する、または共闘するキャラクターは4人。

 

ロドリグ=アシル=フラルダリウス

元から分をわきまえディミトリに接する人でしたが、フェリクスに爵位を継がせたことで、より自由な立ち位置で後見役に徹する感じに。『風花雪月』本編とは違ってディミトリがしっかり指揮を執るので、世代交代がされたのだなと感慨深くなります。

 

セテス

王国がレアを受け入れセイロス教団側につくことを決めたため、セテスをはじめとするセイロス騎士団も王国と共闘することになります。このことによって王国の正当性が担保されるわけですね。

基本的にはお客様なので王国軍だけで戦いたいなと思いつつ、やっぱりいると使いたくなってフレンちゃんと一緒に出撃させていました。

 

フレン

セテスと共に王国軍と共闘してくれるフレンちゃん。メルセデスと同様におっとりほんわかな空気感。彼女が小柄なこともあり、戦わせながら「この子に戦場は似合わないよなぁ」とちょっと罪悪感を感じてました。

セテスとの会話では泣かせてくれます。

 

カトリーヌ

頼りになるお姉さんって感じで、カトリーヌがいてくれるとグッと安定感が増しますね。元々は王国の貴族の娘でゆかりもあるので、ビシバシ出撃してもらっていました。

アクションがかっこよくて、やっぱり剣で敵を切っていくというのは気持ちが良いなぁと思わせてくれます。

 

以上、王国軍・セイロス騎士団のメンバーの他にも戦場での説得などで加入するキャラクターがいるということで、3ルートの中で一番人数が多くなります。

 

無双で初めまして

青燐の章では『風花雪月』本編では名前しか出てこなかったシルヴァンの父親のゴーティエ辺境伯と、セイロス教団から討伐の対象とされていたシルヴァンの実兄マイクランが自軍の人間として登場します。

 

マイクラン=アンシュッツ=ゴーティエ

マイクランは初めましてではないんですが、どうしても書きたいので書きます。

紋章を持たないため、長子でありながら冷遇されていたマイクラン。盗賊に身を堕として家族への恨みをぶちまけるように盗み出した英雄の遺産「破裂の槍」を使って略奪行為を繰り返していたため、『風花雪月』本編では全ルートで教団から討伐の対象とされています。

しかし本作では士官学校が早くに休止したため討伐されず、ディミトリに実力を買われてなんと将として登用されるんですよ。この展開は予想外で、その手があったか! って感じでした。

『風花雪月』本編では、自分の意思とは全く無関係な「紋章を持って生まれた」というただそれだけで、母が違うとはいえ実の兄弟であるマイクランに恨まれ、果ては自らの手で兄を討伐することになり、シルヴァンは非常に苦しい思いをしていました。彼の存在自体がマイクランを追い詰め破滅させたと言っても過言ではないのですから。

なので、2人の関係は簡単に改善されるわけではなかっただろうと思いますが、王の騎士として兄弟共に戦うことができた本作の展開は、シルヴァンにとって救いとなるものだったなとうれしくなりました。

 

マティアス=ラウル=ゴーティエ

シルヴァンとマイクランのパパであるゴーティエ辺境伯。マイクランと顔立ちが似てますね。シルヴァンは母親似なんでしょう。ロドリグの会話から察するにゴーティエ辺境伯は武闘派というよりは、どちらかというと頭脳派なんじゃないかと。

私ちょっとゴーティエ辺境伯にはあまり良い印象がないんですよ。自領のみならずファーガスを守るという重責を担うため、ゴーティエの家が紋章を持つことを重視しているというのは、紋章の性質からしても一定の理解はできるんです。でも、いくら紋章を持たないとはいえ、盗賊に成り下がってしまう前に、なぜもっと父親としてマイクランをフォローをしてあげられなかったのかとダメ出しせずにはいられません。シルヴァンは紋章によって苦悩しますが、パパはそういうことは無かったのかもしれません。

マイクランは、ゴーティエ辺境伯にとって初めての子。親ですから情は抱いてないわけはないはず。しかも彼は、最初の妻の忘れ形見でもあります。後妻の子で紋章を持つシルヴァンを後継として大事にしなければならないことから、マイクランに対して必要以上につらく当たってしまったのだと思いたいです。

 

リュファス=ティエリ=ブレーダッド

ディミトリの父でありファーガスの先王であるランベールの兄であり、ディミトリにとっては唯一の肉親。ランベールがちょっと急進的な王だったようで、それに反発した人たちからの支持はあった様子。

この人は長子でありながら紋章を持っていないことで王位に就けませんでしたが、紋章自体に恐れのような感情を抱いていたようにも感じます。

 

王国軍の印象

青獅子の生徒だけでも十分強いのに、セイロス騎士団も加わって盤石な感じ。さらに加入できるキャラもいるし、プレイしながら、ちょっとずるいよなーと思ってました。

途中でアネットに打ち砕くものを使わせて戦わせたくなり兵種を変更したのもあり、魔法勢が少なめになりました。騎士の国なので、剣士と騎馬部隊の物理攻撃でってことなのでしょう。フェリクスにはストーリーでも戦闘でもかなり活躍してもらいました。

イングリットにはペガサスに乗ってもらい、縦横無尽に飛び回ってもらっていましたが、敵を薙ぎ倒しているという爽快感は地面を走り回る剣士や騎馬に比べて得にくい気がします。なんとなくフヨフヨと浮いているせいか、攻撃がちゃんと当たってるのかどうかが、イマイチよくわからなかったなというのが正直なところでした。

王国軍は元々キャラクター同士が親しい間柄であることから、帝国の「成し遂げるぞ」という目標に向かっての団結ともまた違った結束力を感じます。身内感が強いんですよね。大事な我らの王をお助けするぞ! みたいな感じ。何があっても忠誠を近い支えてくれる人たちが周りを固めてくれていたからこそ、ディミトリは厳しい状況を乗り越えていけたのだなと感じました。

 

次回は黄燎の章に出てくる同盟軍の人々について語りたいと思います。